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2 over 1 Game Force と SAYC の違い


2 over 1 Game ForceSAYC(Standard American Yellow Card) との違いは以下の通り。
主に1/1オープンに対するレスポンスが異なる。

2 over 1 Game Force では1/1オープンに対して13pts以上持っているレスポンダーは2レベルのレスポンスを行うことによりゲームフォーシングをかけることができる。
これにより低いランクのビッドでゲームがあることがわかるので、オープナーがより強いハンドを持っているときにビッドの選択肢が多くスラムトライが容易になる。
その反面、パートスコアでは最適なコントラクトに到達できない場合がある。

SAYC(Standard American Yellow Card) では1/1オープンに対して10pts持っているレスポンダーは2レベルのレスポンスを行ってゲームへのインビテーションをかける。
ゲームに到達するためにはインビテーションとゲームフォーシングを区別して伝える必要があるため、ゲームをビッドしたあとのスラムトライではビッドの選択肢が少なくなってしまう。

2 over 1 Game Forceでの1/1へのレスポンス
ビッド 点数の範囲 条件
1NT(!) 1ラウンドフォーシング(フォーシング1NT)
以下の3パターンのハンドの場合に1NTをビッドする。
6〜9 サポートは2枚以下。 (バランスハンドとは限らない)。
次の機会はパスかプリファーを行う。
10〜12 10〜12ptsでサポートが2枚以下のバランスハンド。
次の機会に2NTをビッドする。
注:1♠-1NT-2○-2NTでは
が5枚ある可能性がある。
10〜12 10〜12ptsで3枚サポート。次の機会に3/3♠にレイズ。
以降のビッド
2レベルで他のスート
2
/2
13以上 4枚以上のスート。2オーバー1ゲームフォーシング
2つのスートがある時は長い方からビッドする。
同じ長さの場合は、4-4の時は下のランクのスートからビッド。
5-5の時は上のランクのスートからビッド。
以降のビッド
次の機会にパートナーのスートをレイズすると3枚サポート。
(1♠-2
-2-2♠: 3枚サポート 12pts以上 など)
(1♠-2
-2-3♠: 3枚サポート 16pts以上 など)
(1♠-2
-2-4♠: 3枚サポート 12〜15pts スラム興味なし など)
2レベルで他のスート
(1♠)-2
13以上 5枚以上のスート。2オーバー1ゲームフォーシング
以降のビッド
次にパートナーのスートをレイズすると3枚サポート。
(1♠-2
-2NT-3♠: 3枚サポート 16pts以上 など)
(1♠-2
-2NT-4♠: 3枚サポート 12〜15pts スラム興味なし など)
ジャンプシフト 10〜12 内容の良い6枚以上のスート。
3/3/3 パートナースートは2枚以下。(3枚ある場合は1NT経由でのサポート)
SAYCでの1/1へのレスポンス
ビッド 点数の範囲 条件
1NT 6〜9 サポートは2枚以下。 (バランスハンドとは限らない)。
オープナーがスートをビッドした場合はパスかプリファーを行う。
2レベルで他のスート
2
/2
10以上 4枚以上のスート。
次の機会にパートナーのスートをレイズすると3枚サポート。
(1♠-2
-2-2♠: 3枚サポート 10〜12pts など)
(1♠-2
-2-4♠: 3枚サポート 13pts以上 など)
2レベルで他のスート
(1♠)-2
10以上 5枚以上のスート。
次にパートナーのスートをレイズすると3枚サポート。
(1♠-2
-2NT-3♠: 3枚サポート 10〜12pts など)
(1♠-2
-2NT-4♠: 3枚サポート 13pts以上 など)
ジャンプシフト 19以上 内容の良い5枚以上のスート。
3/3/3 パートナースートは2枚以下。(3枚ある場合は2レベルの他のスート経由でのサポート)


(!) はアラートが必要なビッドを示す。
→ はその後のビッド展開を示す。