東野圭吾のブラック・ショーマンと名もなき町の殺人を読みました。
真世は健太との結婚準備と仕事に追われて東京で生活しています。
突然、生家に住んでいた父親が殺されたという連絡が入った真世は、コロナが蔓延しているなか故郷に戻ることになります。
真世の父親は教師をしていて真世のクラスも担当していました。
真世のクラスメイトに父親を殺した犯人はいるのか。
そこに永らく音信不通だった父親の弟の武史が現れて兄を殺した犯人を見つけると言いだします。
もとマジシャンだったという武史はいろいろなテクニックを使って犯人をあぶりだしていきます。
人が考えることの裏をかくテクニックが満載で面白く読みました。
辻村美月の琥珀の夏を読みました。
弁護士の近藤法子はクライアントから「ミライの学校」に関する依頼を受けます。
「ミライの学校」では児童の白骨死体が発見されて問題が起こっていたのですが、法子は子供のころ「ミライの学校」に参加したことがあり、事件の真相を知りたいと思ったのでした。
夏に1週間だけ参加した法子にはミカやシゲルという友達ができて楽しい思い出があったのでした。
冒頭で登場する「ミライの学校」の田中がだれなのか明かされたときはちょっと衝撃的でしたが、その後の展開は心温まるものでした。
ミカが本当の意味で過去と向き合うことができたように描かれているのがうれしい。
今年も、面白そうな本を探して読んでいきたいと思います。
そしてなるべく本を選ぶときに参考になるようなコメントを記録していきたいと思います。
このところ読書量が激減しています。
意識的に本を読む時間を確保しないとこの傾向は続いてしまうと思うので、何か対策を考えたいところです。
どうぞよろしくお願いいたします。